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嘘の数だけ素顔のままで
第3章 去勢【2】
「コトブキさん、知ってるっすか? 痩せた熟女って病的に淫乱なんすよ」と『先生』は言った。「子宮下りてきたね、なんて言うと、これがまたいい声で泣くんすよ」

 いや、知らないです、

「性欲にきりがないっつーか、薬中と似てるっすね、こんな関係はこれっきりにしましょう、って口では言ってるくせに、翌日になるともう我慢できないんすよ」

『先生』は喋っている途中からずっとアスファルトを一点に見つめていたが、思い出したように顔を上げてコトブキの方を見た。


「不倫の彼女さんもそうじゃなかったっすか?」

 べつに……そういう訳でもないですけど、

 コトブキは一瞬だけ『先生』と目が合った。『先生』は、喋っている声のトーンのわりに目が全然笑っていなかったうえに、黒目がちな瞳は何か瞳孔がひらいているみたいで不気味だった。


 コトブキは嘘がバレているのではないかとふと心配になり、もしかしたら……そうだったかもしれないです、と先ほどの返事を打ち消すように言った。


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