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嘘の数だけ素顔のままで
第5章 去勢【4】
アンッ……アンッ……アンッ……アンッ……

 コトブキは思い出したようにドアを見た。肉と肉がぶつかり合う渇いた音が聞こえていた。それでも、一度萎んだペニスはもはや役に立たなかった。食傷でも起こしたように透明な滴が尿道から糸を引いて垂れていた。


 あんッ、いいっ、いいっ、オマンコ気持いいッ、

『先生』が動物的なうめき声をあげた。


 イキそう、だめ、

 声でけえんだよ、

 アアッ、ごめんなさいッ、イキそう、だめぇ、

 いくぞ、

 だめ、そとに……あたし妊娠しやすいから、

 うるさい、

 だめっ中に……中にださないでぇ、

『先生』とヒタチノゾミは一緒になって嬌声をあげた。


 ヒタチノゾミが床に突っ伏した音が聞こえた。『先生』は満足したようなうめき声を立てた。やがて二人の息遣いが収まってくると愛撫し合う気配があった。


 あれだけ中にださないで、と喚いていたヒタチノゾミが、気持よかった……そう低く呟いている。


 コトブキは、一歩一歩後じさった。


 机のうえにオオハナタカコのノートパソコンが置いたままあった。そのノートパソコンをどこかに隠した方がよいのか、それともここに残したままにしておいた方がよいのか、色々考えてみるけれどコトブキに気の利いた答えなどわからなかった。

 オオハナタカコのノートパソコンを虚ろに見つめたままスマホを取った。


 コトブキは、教室から逃げた。


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