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新設《性教育科》
第1章 入学式

「えーっと、パンフレットを読んでもらってわかったと思うけど、皆さんは今日から性教育科の生徒です!」
指定の時間になると男子10人、女子10人、合計20人が教室に集まり、結菜と蓮を案内した女教師と背の高い筋肉質の男教師が入ってきた
「特進科を希望した生徒の中で寮生活を希望した者のみがこの性教育科、通称性科に配属されたわけだ
厚生労働省が定めた高校生に対する性教育プログラムの、言ってしまえば実験台ということだ
実験台と聞けば不安になるかもしれないが、国が動いて君たちを守る
特別な健康診断や寮生活の保護、プライバシーの保護まで完璧だ
保護者の方々には既に許可はもらっている
将来、性関係以外の職に就くときには有利になる学歴でもある
これから3年間、国を代表して頑張ってもらいたい」
それから女教師、本村(モトムラ)と男教師、飯塚(イイズカ)は性科に関する説明を30分ほどした
「それじゃ、早速みんなに学校指定の下着を紹介するわね!」
「どんなデザインで性能があるのか紹介するために、一人ずつ下着に着替えて欲しい
そうだな、出席番号1番、蒼結菜
女子更衣室に下着が置いてある
着替えてきなさい」
「え、私ですか!?」
「じゃあ男の子は…蒼さんの隣の男の子!
着替えたら下着のまま教室に入ってきてちょうだいね!」
「はーい
ほら、行こうぜ」
「え、う、うん…」
蓮に手をひかれ廊下へ行く二人
「下着姿なんて…恥ずかしいな」
「まぁしょーがねぇだろ、腹くくろうぜ」
「そ、そうだね」

