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スカーレットオーク2
第7章 7 検査
 五月もあっという間に終わり、そろそろ梅雨がやってくる。

今日は小雨がぱらつく中、直樹は下刈をした。

鬱蒼と茂るシダ植物が梅雨をより鬱陶しく感じさせる。

それでも刈った後の草の青臭い匂いが好ましかった。

山の変わりやすい天気になれた直樹は雨も嫌いじゃなかった。

ただ機械を扱うのに困難さが伴うことが億劫になるだけだ。

もう少し降ってきたら重機の整備を始めようと考えていると、先輩の望月が声を掛けてくる。

「どうした。なんだかこのところ集中力がねえな。危なっかしいぞ」

「すみません。気を付けます」

 直樹はいつの間にかぼんやりしていたようで、珍しく望月に注意されて反省した。

(そろそろ話さなければ)

あれから一度も緋紗を抱いていない。

緋紗は直樹の身体を心配しているがとても不安だろう。

自分がこんなにデリケートだとは思わなかったくらい検査の結果が直樹の体調にも影響を与えている。

しかし今は気を引き締めて再度仕事に取り掛かった。
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