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スカーレットオーク2
第8章 8 カルメン
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いつの間にか緋紗は直樹の身体の下に組み敷かれていた。
緋紗の両手首をつかんで万歳させた形のまま直樹はロープで手首をまとめて縛った。
「あっ」
緋紗はとぎれとぎれの息を吐き出す。
「あの晩のようにしてみようか」
潤んだ目を見ながらゆっくり口づけをして、直樹は思い出したように笑って言った。
「あの時キスしようと思ったら緋紗に急かされたんだった」
「やだ。そんなこと……」
初めて触れ合った日の二人はせっかちに欲望のおもむくまま抱き合った。
火がついていきなり燃え盛るように激しく求めあった。
今は激しさよりも深さが増した快感を分かち合うようだった。
「ああぁ」
緋紗が甘くて響く声を出す。
「今の緋紗じゃ激しくてビジネスホテルは使えないな」
笑いながら言う直樹に喘ぎながら緋紗は言い訳をする。
「だって……。気持ちよくて……」
少し声を出すのを我慢して緋紗は苦悶し始めた。
「いいよ。いっぱい出して。誰にも聞こえないから」
「直樹さんに聞かれちゃう……」
可愛く意地をはるので直樹は緋紗の腰を抱き固めて激しく動いた。
「や。あ。ああ……」
「緋紗……。もっと聞かせて。」
緋紗の切なげなソプラノが月夜に沁みこんで行く。
緋紗の両手首をつかんで万歳させた形のまま直樹はロープで手首をまとめて縛った。
「あっ」
緋紗はとぎれとぎれの息を吐き出す。
「あの晩のようにしてみようか」
潤んだ目を見ながらゆっくり口づけをして、直樹は思い出したように笑って言った。
「あの時キスしようと思ったら緋紗に急かされたんだった」
「やだ。そんなこと……」
初めて触れ合った日の二人はせっかちに欲望のおもむくまま抱き合った。
火がついていきなり燃え盛るように激しく求めあった。
今は激しさよりも深さが増した快感を分かち合うようだった。
「ああぁ」
緋紗が甘くて響く声を出す。
「今の緋紗じゃ激しくてビジネスホテルは使えないな」
笑いながら言う直樹に喘ぎながら緋紗は言い訳をする。
「だって……。気持ちよくて……」
少し声を出すのを我慢して緋紗は苦悶し始めた。
「いいよ。いっぱい出して。誰にも聞こえないから」
「直樹さんに聞かれちゃう……」
可愛く意地をはるので直樹は緋紗の腰を抱き固めて激しく動いた。
「や。あ。ああ……」
「緋紗……。もっと聞かせて。」
緋紗の切なげなソプラノが月夜に沁みこんで行く。
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