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第8章 かげり始めた幸せ

モゾモゾと高臣が布団に潜り、まゆなと顔を寄せ合う。

「まゆ……」

チュッと短いリップ音を立てて、高臣がまゆなの唇を吸う。右手はまゆなの蜜壺に触れ、その水音を確かめる。

潤った音を確かめると、高臣はそのままゆっくりと指を沈めていく。

「ひゃっ、あンッ、んッ」

まゆなの反応を確かめるように、高臣は蜜壺の中を探りながら指を動かす。

「んンッ」

ビクリとまゆなの身体が大きく跳ねた場所を指で突き、その動きを速めていく。

「ダメッ、眞斗ッ、イっちゃう」

昇ってくる快楽の波に、まゆなが身体を固くした時……

「え？」

スルリと高臣が指を抜いた。

「今日は、指じゃイカせない」

そう言って、準備万端のまま待ち構えていた自身の猛りを、まゆなの蜜壺に沈めていく。