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第23章 【番外編】和也と綾

和也の初出社に合わせて今まで住んでいたマンションから引っ越しをする予定だったので綾も手伝ってくれ無事終わったが…

大学院に進む事になった綾とは少し離れてしまった…基本綾からの連絡は大学時代なら良くあったが和也の仕事の事もあり頻度は激減したが和也が帰宅すると電話で会話をするようになった…

引っ越しする時になるべく安く済むよう会社の寮になっているマンションを借りたが綾の同意さえあれば即引っ越し出来る状態にしてあった…

大学時代のをそのまま使い貯金もほぼ何も手を付けずにいた…

綾とは週末の2日を濃厚な時間を過ごすようにしている…そんな中昴と雅司のイギリスでの式が後一ヶ月に迫ったゴールデンウィーク…

和也は卒業パーティーで八つ当たりした昴の意見に会えない寂しさを紛らわす日々だったが…

大型連休を利用して綾と泊まり掛けで遊びに行く予定を立てていた…大学時代から一度は行きたいと綾が言っていた大阪のテーマパークに行く…

車は厳しいと新幹線で向かう途中…

綾の顔がイマイチ優れない…

和也「綾？どうした？さっきから？」

綾「…えっ？…う、うん…あのね…もう少し会える時間欲しいなぁって…」

和也「！！…ごめん…」

仕事で慣れない事の連続でこの2週間ほど土曜以外会って居ない…とは言えまだ働き始めたばかりで初任給も貰ったばかり…

和也は少し沈黙して…

和也「あ、あのさ？前に一緒に住むって話し…まだ有効かな？」

綾「！！えっ？」

和也「…綾から言ってくれたけど…あの時…もしそうしてたら多分綾に凄い迷惑かけたと思うから辞めたんだけど…やっぱり…俺も綾と居たいし…ダメ？」

綾「！？あっ…う、うん…私もそうしたい！」

和也「！！マジで？！じゃあ…あっ…」

和也はすぐにそうしようと言うつもりだったが言葉を切った…不思議そうに和也を見た綾に…

和也「一応…綾の両親に挨拶とお願いして大丈夫だったらで…だからご両親に会わせてくれない？」

綾「…！！…あっ…う、うん…」

この旅行中に連絡して帰りに挨拶に行く事になった…

その後は2人ともバカップル全開でテーマパークを満喫して帰りは2人揃って緊張して綾の両親に挨拶に行った。