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一夜にして永遠。
第2章 扇情
どこでもいい。から。

早く、抱かれたい。






今すぐに、貴女を感じたい。





交錯する思い。
口を開けば、答えはそこに。






「........うち、来ます?」

「いいんですか?」

「だって、止まらへんのですから。当然でしょう」

「ありがとうございます。女性の部屋なんて、いつぶりやろ」

「そんな大層なもんとちゃいますよ。すぐそこなんで、行きましょ」




どちらからともなく手を取り、歩き出す。

たった三駅分の乗車。

酷くもどかしい。






熱い。あかんわこれ。

全然もたへんかもしれん。






今のままやったらダメや。

この人のこと、壊してしまうかもしれん。
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