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サイドストーリー10
第6章 出会いは必然に
日本中が自国開催のオリンピックで沸いている真夏の夜に
一人むしゃくしゃした気持ちで自宅の最寄り駅に着いた。

「クソっ」

汚い言葉をつぶやいて
誰かに聞かれなかったか周りを見る。

詰めていたデザインの完全白紙が伝えられた。
先方のイメージ通りにいいものが出来たと思ったのに
社内派閥で担当が左遷されて、担当が変わった途端に
前任者のイメージが気に入らないという理由だけで、だ。

せっかく生み出した、俺が満足しているデザインはお蔵入りになる。

陽菜にそんな俺を見せたくなくて少し・・・
ほんの少し気晴らしをして、気持ちを立て直して帰ってきたはずなのに
それでも、夕飯を作る気になれなくて、外食しようと陽菜に電話をかける。

その電話に陽菜が出なくて・・・

「うまくいかねぇな」

上手くいかないときは重なる。
何か買って帰るのも億劫で、陽菜が帰ってきたら出かければいいか。とため息をついた。

部屋のドアを開ければ、暑いはずの部屋は涼しくて
陽菜が慣れない料理を作っていた。

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