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サイドストーリー10
第7章 嘘つきは恋の始まり
「世界的大流行だね」
「なんの?」
「感染症」

病気の世界的大流行ってこと、かな?

「未知の病原体が大流行して、都市がロックダウンしたら、大変だよな。
仕事も中断して電車も止まったり。考えるだけで怖いよな」

きっと野口さんは私が想像するよりも具体的に想像できてしまうんだろう。

「チコちゃんに会えなくなったら俺どうしよう・・・」

恐ろしく早いキータッチは、仕事の資料を作っているんだろう。
その思考と、私との会話の思考と同時進行する回転の早さは本当に感心する。

私はぼんやりと紅葉が来週はどれぐらい進むのか考えながら答えた。

「そんなの平気」
「そりゃチコちゃんは俺に会えなくても平気だろうけどっ!」

野口さんは少しだけ拗ねた口調になった。

「私が会いに来るから。
何があっても会いに来るから。
そんなの平気」

何気なく言ったその言葉に
野口さんの手は止まった。

「チコちゃん!!!!」

次の瞬間、後ろからぎゅーっと野口さんに抱き締められていた。

「大好きだよ!」


END***

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