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blossom
第17章 Love16:虐げる男
「…ごっ…ごめんなさい…」

「どうされたい?」
私の指を噛んだままじっと見てくるその目は、いつもの優しい印象とはかけ離れている。

(このままじゃ、この人に…)

頭の中にあるのは、どうやって逃げようということではなかった。このまま続けてしまって本当に大丈夫か、という淫乱な二択だった。

胸を強く掴まれて、判断力は更に鈍る。
「嬲られたいんだろ?」

「痛いのは………嫌…」

YESと受け取った用務員さんは、私の指を解放する代わりに、スカートの中に手を入れてあちこちを撫でまわした。

「いいの履いてるな」

膝を着いた用務員さんに、ストッキングを片方脱がされた。

「手を後ろに」

両手首を縛られるのを待っている間、ジンジンと身体は熱くなっていくのを、唇を噛んで抑えていた。

端と端でそれぞれ結んだのか、全く自由が聞かないというわけでは無かったけれど、かといって何かできるとは思えない。当然自分では解くこともできなさそうだった。

「もう興奮してんのか?」

スカートの裾を持ち上げてきて、口に咥えさせられてしまった。

「離すなよ」


一歩離れて舐めまわすように全身を見ながら言った。
「いい眺めだなぁ」

ショーツに手をかけられても、抗う術はない。

「んふぅっ……んぅっ………ふぅんっ…」

「糸ひいちゃってるよ、お母さん」
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