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blossom
第17章 Love16:虐げる男
ブーッブーッとスマホの着信を知らせるバイブが鳴った。
「ここまでかな」
用務員さんはそう言うと、私を結んでいたストッキングを解いてくれた。のびのびになってしまったストッキングはその部屋に置いたままにして、ショーツだけ履いた。
結局、言葉を交わすこともなく、バッグを持って学校を出る。着信を確認すると夫からだった。
今から帰るねとLINEを送って、少し遠回りしてから自宅に向かう。
身体のあちこちがヒリヒリと痛んでいた。
性的な快楽を目の前にすると何も歯止めが効かなくなってしまう。
まるで中毒だ。SEX依存症。
もうこんなことやめよう。
私の全てを冴島さんにだけ捧げよう。
祈る気持ちで夜空を見上げた。
家の前について、ふぅっと深呼吸をする。
「ただいまー!遅くなってごめんね!
なかなか見つからなくて」
精一杯の笑顔で玄関を開けた。
夕食後の洗い物に袖をまくると、くっきりと手首に擦れた痕が残っていた。
お風呂の鏡に映る私は、まるで獣に襲われたかのように噛み痕だらけだった。乳首もお湯が滲みて痛んだ。
こんな身体、誰にも見せられない。
冴島さんに会える日が遠のいてしまった。
「ここまでかな」
用務員さんはそう言うと、私を結んでいたストッキングを解いてくれた。のびのびになってしまったストッキングはその部屋に置いたままにして、ショーツだけ履いた。
結局、言葉を交わすこともなく、バッグを持って学校を出る。着信を確認すると夫からだった。
今から帰るねとLINEを送って、少し遠回りしてから自宅に向かう。
身体のあちこちがヒリヒリと痛んでいた。
性的な快楽を目の前にすると何も歯止めが効かなくなってしまう。
まるで中毒だ。SEX依存症。
もうこんなことやめよう。
私の全てを冴島さんにだけ捧げよう。
祈る気持ちで夜空を見上げた。
家の前について、ふぅっと深呼吸をする。
「ただいまー!遅くなってごめんね!
なかなか見つからなくて」
精一杯の笑顔で玄関を開けた。
夕食後の洗い物に袖をまくると、くっきりと手首に擦れた痕が残っていた。
お風呂の鏡に映る私は、まるで獣に襲われたかのように噛み痕だらけだった。乳首もお湯が滲みて痛んだ。
こんな身体、誰にも見せられない。
冴島さんに会える日が遠のいてしまった。