パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 Love２０：執着する男

「男を狂わせるような甘い蜜の香り…」

跪いた冴島さんは、ちょうど顕になったおへその辺りにチュッとキスをした。

残り三つのボタンを外してもらえるのが待ち遠しくて堪らない。

最後のひとつを外し終わると、股のところに顔を埋めてすぅっと深呼吸するように匂いを嗅がれてしまった。

「はぁ…悪いひとだ」

そう言うと、冴島さんはまたすぅっと息を吸った。
「恥ずかし…」

壁に押しつけられて、太ももを持ち上げられる。
「もうこんなに濡れてる」

ストッキングの上から舐められても、焦れったさしかない。つい冴島さんの頭に手を伸ばしてしまい、私の歯痒さが伝わってしまった。

すっと立ち上がった冴島さんに腰を抱かれ、リビングへ通された。ソファに座ると冴島さんは私のつま先をストッキングごと舐め始めた。

「そんなの…汚いから…」

恥ずかしさは気持ちよさに変換され、すぐに吐息が漏れていく。やっと太ももまで来てくれたのに、ストッキングを脱がすとまたつま先まで遠のいてしまった。

再び念願の場所に近づいてくる。

ショーツの脇を辿る舌先はそのまま足の付け根をぐるっと周り、身体は裏返されてお尻へ向かっていった。ショーツの隙間から入り込んだ舌がお尻のを舐めてくれる。

お尻の割れ目にショーツが食い込まされて、お尻のほっぺが丸出しにされると、忘れていた恥ずかしさがまたぶり返してくる。
（なんてみっともない姿を晒しているのだろう。）

それなのに、舌が下がりお尻の穴の近くまで来ると、催促するようにお尻を振り、閉じることを忘れた口からは呼吸のように喘ぎが止まらなくなってしまうのだった。