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第23章 Love２２ : 桂木さくらという女

「っふぅん…あぁっ……」

車の中だということも忘れて、本能のままに大きな喘ぎを吐き出してしまう。

ぴったりと吸いつくように繋がったまま、硬くて愛しい冴島さんが私の中をかき回してくれる。

「気持ちよくて…死んじゃう…」

「俺も…」

（オレ…って言った…）
冴島さんの気持ちの高ぶりを感じて、脳が蕩けそうに興奮する。

「私のこと好き？」

「好きだよ…もちろん」

「はぁっ…んっ…身体？」
（身体だけじゃ、嫌っ）

「身体？…好きだよ、身体もっ…ぁあ最高に」

「うんっ…最高…幸貴さん…全部好き…んっ」

「全部…好きだよ…僕も……あなたの全部…」

更に深く楔を打ち込むかのように抱きしめながら、顎や首筋、鎖骨に音を立ててたくさんキスをしてくれる。


「ごめんね…こんな私で…」

「そんなさくらさんだから好きなんだよ」

「ィキそぅ……ぁ……そこ…いい……」

「……っ…知ってるよ…」

「好き………ぃ……くっ……………あぁっっ」

私がイッている間も奥まで留まったまま、その感触を堪能しているようだった。

ズクンズクンと脈打つように快感が襲ってくる。
「だめ…まだ……イッてる……まだだめっ…」

止まらないうねりはまた大きな波となって遠くからやってくる気配がする。