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満たされないシェアハウス
第1章 パンドラ
「せやけど
チューぐらいはしたやろ?」

「してない」

「してるー」

「してないーーー」

「嘘やー」

こんなに楽しいなら…

「一回だけね、あはは」

「やっぱりかー。
あのヤンキーが
せえへん訳ないもんな」

「そうそうそう
半ば無理矢理だったわよ」

少しの間くらい
一緒に住んでもいいかな

「今は?」

「え?」

冬馬はそう言いながら
ちょっと私に顔を近づけた

その瞬間
私はあることを
思い出した

あれは…私が高校生の時…

「彼氏や彼氏。
彼氏おんの?」

冬馬は
覚えてんのかな…あのこと

「あ、あー…うんまぁ…
別れたばっかで」

「お!好都合やな」

「好都合?」

「仕事手伝うてもらえそうや思うて。
アンケートとかとらなあかんねん」

「ふーん」

そんなことより
あの日のこと
覚えてる?…冬馬

「ま、そういうことやから
ええやんな?」

「え、何が?」

「今日からよろしく!」

「あー…」

私は
ずっとずっと忘れていた
ある事を思い出し
ちょっと
冬馬とこの部屋を
シェアしたくなってしまった

「いいよ
ずっとじゃないなら」

「よっしゃ!」

そして
目の前でガッツポーズをとる
冬馬を見ながら思った

パンドラの箱
開けちゃったな…って

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