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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第1章 プロローグ
...
電車で帰宅する優夏。
その表情は曇っていた。
“まずいわ…絶対バレたわよね…”
優夏は樹生との関係が、小林部長にバレたのではと心配していた。
半年前に入社してきた優夏は、入社当初より小林部長に目を付けられていた。
何度も食事に誘われ、それを断り続けていると、嫌な役割の仕事が回ってきたり、残業が増えていった。
真剣に退職を考えていた頃、先輩の樹生に相談していたところから、二人は交際に発展して現在に至る。
二人が交際していることは、仲の良い同僚達にも内緒であったが、最近、社内の者にデート現場を目撃され、社内で話題となっていたばかりであった。
その噂はおそらく、小林部長の耳にも入っていることと思われる。
今日の樹生の残業も、その噂を知った小林部長の妬みからだと、優夏は勘ぐっていた。
それに加えて、社内でSEXしていたことがバレていたとしたら、どんな目に合うかと考えるだけで憂鬱であった。
“明日あの部長と、どう接したらいいの…”
“また、残業が増えたりして…”
“樹生が酷い目に合ったりしないかしら…”
頭に浮かぶのは、不安要素しかなかった。
そんな不安を抱えたまま、優夏は帰路に着くのだった。
電車で帰宅する優夏。
その表情は曇っていた。
“まずいわ…絶対バレたわよね…”
優夏は樹生との関係が、小林部長にバレたのではと心配していた。
半年前に入社してきた優夏は、入社当初より小林部長に目を付けられていた。
何度も食事に誘われ、それを断り続けていると、嫌な役割の仕事が回ってきたり、残業が増えていった。
真剣に退職を考えていた頃、先輩の樹生に相談していたところから、二人は交際に発展して現在に至る。
二人が交際していることは、仲の良い同僚達にも内緒であったが、最近、社内の者にデート現場を目撃され、社内で話題となっていたばかりであった。
その噂はおそらく、小林部長の耳にも入っていることと思われる。
今日の樹生の残業も、その噂を知った小林部長の妬みからだと、優夏は勘ぐっていた。
それに加えて、社内でSEXしていたことがバレていたとしたら、どんな目に合うかと考えるだけで憂鬱であった。
“明日あの部長と、どう接したらいいの…”
“また、残業が増えたりして…”
“樹生が酷い目に合ったりしないかしら…”
頭に浮かぶのは、不安要素しかなかった。
そんな不安を抱えたまま、優夏は帰路に着くのだった。