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蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第2章 アクシデント
-・-・-・-
18:33
-・-・-・-
~クルーズ船内 2階イベント会場~
優夏ら社員一同により、ショーの準備は着実に進んでいた。
ステージ前にパイプ椅子を並べる優夏に、男性社員の内山から声が掛かる。
「あっあの、小栗さん」
「はい。何ですか?」
「あっあの、部長が呼んでるので、いっ、一緒に来てもらえますか」
「えっ!」
小林からの呼び出しと聞き、動揺する優夏。
「だっ大至急との、こっことなので、おっお願いします」
「わかりました」
仕方なく優夏は、内山についていくこととなった。
...
内山の後ろを歩く優夏は、その後ろ姿を見て思っていた。
“なんてだらしない体なの”
優夏は入社時から、この男性社員のことが苦手だった。
男性社員の名は、
■内山 太(うちやま ふとし)28歳 ♂
・樹生と同期の男性社員。
身長は優夏と変わらないが、120キロを超える贅肉だらけの巨漢。
仕事は出来ず、小林部長の小間使いとして働いている。
どもった話し方が鼻につく。
階段を下りたところに控室はあり、優夏が入室すると、怪我したアシスタントが横になっていて、もう一人のアシスタントが、ねん挫した足を冷やしてあげていた。
その横にあるソファーには、ミスター・エロックと神野珍斉の姿がある。
その二人の対面に、小林部長が座っていた。
小林が内山に声を掛ける。
「お前は仕事に戻ってくれ」
「あっ、はっは、はいっ」
内山は言われるがまま、退室していった。
「あー小栗君、忙しいところすまないね。まあ、こっちに来て」
小林は立ち上がり、優夏を向かい入れる。
優夏は恐る恐る歩を進め、小林の隣に立った。
すると、目の前に座る手品師と催眠術師が、優夏の体を舐めるように見てきた。
“なに!?”
二人のいやらしい視線を感じ、優夏は大きな不安に駆られるのだった。
18:33
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~クルーズ船内 2階イベント会場~
優夏ら社員一同により、ショーの準備は着実に進んでいた。
ステージ前にパイプ椅子を並べる優夏に、男性社員の内山から声が掛かる。
「あっあの、小栗さん」
「はい。何ですか?」
「あっあの、部長が呼んでるので、いっ、一緒に来てもらえますか」
「えっ!」
小林からの呼び出しと聞き、動揺する優夏。
「だっ大至急との、こっことなので、おっお願いします」
「わかりました」
仕方なく優夏は、内山についていくこととなった。
...
内山の後ろを歩く優夏は、その後ろ姿を見て思っていた。
“なんてだらしない体なの”
優夏は入社時から、この男性社員のことが苦手だった。
男性社員の名は、
■内山 太(うちやま ふとし)28歳 ♂
・樹生と同期の男性社員。
身長は優夏と変わらないが、120キロを超える贅肉だらけの巨漢。
仕事は出来ず、小林部長の小間使いとして働いている。
どもった話し方が鼻につく。
階段を下りたところに控室はあり、優夏が入室すると、怪我したアシスタントが横になっていて、もう一人のアシスタントが、ねん挫した足を冷やしてあげていた。
その横にあるソファーには、ミスター・エロックと神野珍斉の姿がある。
その二人の対面に、小林部長が座っていた。
小林が内山に声を掛ける。
「お前は仕事に戻ってくれ」
「あっ、はっは、はいっ」
内山は言われるがまま、退室していった。
「あー小栗君、忙しいところすまないね。まあ、こっちに来て」
小林は立ち上がり、優夏を向かい入れる。
優夏は恐る恐る歩を進め、小林の隣に立った。
すると、目の前に座る手品師と催眠術師が、優夏の体を舐めるように見てきた。
“なに!?”
二人のいやらしい視線を感じ、優夏は大きな不安に駆られるのだった。