この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
蜜月非行【1】 〜フリーズ・破廉恥ショー〜
第1章 プロローグ
【事件前日】
-・-・-・-
20:35
-・-・-・-
~あるイベント会社の事務所~
誰もいない事務所で、一人パソコンに向かい業務を進める男がいた。
「あー腹減った」
「くっそー!なんで俺だけ...あの、クソ部長の野郎...」
男はボヤキながらも、黙々とキーボードを打ち続けていく。
そんな男の背後から、突然声が掛かる。
「こらっ!真面目にやりなさいっ」
ビクリと反応した男だが、その声の主が誰かはすぐにわかった。
「まったく…驚かすなよ」
後ろを振り向いた男の顔には、笑みがこぼれていた。
「へへへっ、どう…はかどってる?」
声の主の正体は、男の後輩であり、最近交際を始めたばかりの彼女“優夏”であった。
「おっ!めっちゃいい匂いしてるんだけど…」
優夏は、一人残業する彼氏のために、ハンバーガーの差入れを持っていた。
「えー!かわいい彼女の登場より、食べ物の方が嬉しいわけー?」
「ごめん、ごめん…優夏の顔を見れたのが一番嬉しいに決まってるじゃん」
そう言うと男は立ち上がり、両手を広げた。
すると優夏はニコリと笑い、男に抱きついた。
見つめ合う二人…
そして、唇が重なり合う。
「んっ、んんんー」
二人の濃厚なキスは、一分ほど続いた。
...
唇が離れると、優夏は紙袋を男の顔の前に差し出した。
「温かいうちに食べてっ」
「んっ、あーそうする」
男は満面の笑みを浮かべて、ハンバーガーを手にとり口へと運んだ。
-・-・-・-
20:35
-・-・-・-
~あるイベント会社の事務所~
誰もいない事務所で、一人パソコンに向かい業務を進める男がいた。
「あー腹減った」
「くっそー!なんで俺だけ...あの、クソ部長の野郎...」
男はボヤキながらも、黙々とキーボードを打ち続けていく。
そんな男の背後から、突然声が掛かる。
「こらっ!真面目にやりなさいっ」
ビクリと反応した男だが、その声の主が誰かはすぐにわかった。
「まったく…驚かすなよ」
後ろを振り向いた男の顔には、笑みがこぼれていた。
「へへへっ、どう…はかどってる?」
声の主の正体は、男の後輩であり、最近交際を始めたばかりの彼女“優夏”であった。
「おっ!めっちゃいい匂いしてるんだけど…」
優夏は、一人残業する彼氏のために、ハンバーガーの差入れを持っていた。
「えー!かわいい彼女の登場より、食べ物の方が嬉しいわけー?」
「ごめん、ごめん…優夏の顔を見れたのが一番嬉しいに決まってるじゃん」
そう言うと男は立ち上がり、両手を広げた。
すると優夏はニコリと笑い、男に抱きついた。
見つめ合う二人…
そして、唇が重なり合う。
「んっ、んんんー」
二人の濃厚なキスは、一分ほど続いた。
...
唇が離れると、優夏は紙袋を男の顔の前に差し出した。
「温かいうちに食べてっ」
「んっ、あーそうする」
男は満面の笑みを浮かべて、ハンバーガーを手にとり口へと運んだ。