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第3章 　マジックショー

　…
　ほぼ全裸状態で回転し、全身に注目を集める優夏。
　至極の辱めは、いつの間にか快感へと変わっていた。
　“やだっ…うそでしょ…”
　花弁から蜜が湧いてくることに気付き、動揺する優夏。
　湧き出てきた蜜は、陰裂に食込んだ紐に染み渡り、内腿を伝い垂れ始めていた。

　困惑する優夏をよそに、男達はスマホを取り出し、優夏の官能的な姿を撮り始める。
　拘束された全身。
　上気した顔。
　かろうじて乳首が隠された胸。
　Tバックの尻。
　Tフロントとハート形のカード。
　そのカードからハミ出す陰毛。
　男達は股間を膨らませ、優夏の痴態をスマホに撮り溜めていった。
　…
　10回転ほどし、優夏が会場に背中を向けたところで、回転は止まった。
　と同時に客席の照明が点灯し、優夏に当てられていたスポットライトが消え、由紀のアナウンスが流れる。
『次のショーは、20時10分からとなります』
『トイレは1階、喫煙所は2階のデッキです。時間までにお戻りください』
　アナウンスを聞き、観客達が一斉に移動を始める。

　一部の男達は、名残り惜しそうに優夏の後ろ姿を見つめ、股間を押えながら会場を後にした。