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蜜月非行【2】 〜ガサ入れ・ナースの秘密〜
第1章 プロローグ
【3月中旬】
-・-・-・-
10:35
-・-・-・-
とある大学病院
~ ナースステーション ~
そこに、2人の看護師が立っていた。
「まったく…もっと自覚を持って仕事しなさいっ」
目を吊り上げ、怒る先輩看護師。
「はい、すいません…」
肩を落とし、謝る後輩看護師。
その様子を、仕事をしながら数名の看護師が見守る。
怒っているのは、若手の教育係的存在の先輩看護師。
加賀美 史華(かがみ ふみか)28歳。
そして怒られているのは、後輩の看護師。
宮本 麻美(みやもと あさみ)21歳。
麻美が怒られている理由。
それは、今月3度目の遅刻をしていたからである。
「来月には、新人がやってくるのよっ」
「それは、重々承知してます…」
「その新人に、あなたは教えていく立場なのっ」
「はい…それも重々…」
「遅刻なんて、示しがつかないわっ」
声を荒げる史華。
麻美への説教は、10分にも及んだ。
…
説教を終えると、史華は病室へと向かった。
やっと開放された麻美。
「ふぅぅぅ…やっと終わった…」
麻美は大きく息を吐き、胸を撫で下ろした。
そこへ、ずっと見ていた若い看護師がやって来た。
「相変わらず、加賀美先輩怖いわよね」
「ホントよ。遅刻ったって、たったの5分よ」
口を尖らせる麻美。
「今の説教の時間の方が長いしね…」
そこへ、先輩看護師が登場。
「でも、悪いのはあんたよ」
「ですけど…あんなブチブチ言わなくても…」
「いいから、ほらっ仕事しなさい…」
「はーいっ」
麻美は不満を抱きつつ、仕事に戻った。
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10:35
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とある大学病院
~ ナースステーション ~
そこに、2人の看護師が立っていた。
「まったく…もっと自覚を持って仕事しなさいっ」
目を吊り上げ、怒る先輩看護師。
「はい、すいません…」
肩を落とし、謝る後輩看護師。
その様子を、仕事をしながら数名の看護師が見守る。
怒っているのは、若手の教育係的存在の先輩看護師。
加賀美 史華(かがみ ふみか)28歳。
そして怒られているのは、後輩の看護師。
宮本 麻美(みやもと あさみ)21歳。
麻美が怒られている理由。
それは、今月3度目の遅刻をしていたからである。
「来月には、新人がやってくるのよっ」
「それは、重々承知してます…」
「その新人に、あなたは教えていく立場なのっ」
「はい…それも重々…」
「遅刻なんて、示しがつかないわっ」
声を荒げる史華。
麻美への説教は、10分にも及んだ。
…
説教を終えると、史華は病室へと向かった。
やっと開放された麻美。
「ふぅぅぅ…やっと終わった…」
麻美は大きく息を吐き、胸を撫で下ろした。
そこへ、ずっと見ていた若い看護師がやって来た。
「相変わらず、加賀美先輩怖いわよね」
「ホントよ。遅刻ったって、たったの5分よ」
口を尖らせる麻美。
「今の説教の時間の方が長いしね…」
そこへ、先輩看護師が登場。
「でも、悪いのはあんたよ」
「ですけど…あんなブチブチ言わなくても…」
「いいから、ほらっ仕事しなさい…」
「はーいっ」
麻美は不満を抱きつつ、仕事に戻った。