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好きと依存は紙一重
第2章 jester
「バイト前に皆の意見聞いとこうと思ってさ。一応アンケートコピーしてきたから、皆に配っといて」
 PCカバンからクリアファイルを出していると、わざとらしく音を立てながらお冷が置かれた。顔を見なくても、誰だか分かる。
(まったく、ヒューは)
「お客さん、仕事熱心なのはいいけど、注文してってくれよ」
 内心苦笑していると、迷惑だと言わんばかりの声が降ってきた。本当に迷惑がっているわけではないと知っている未亜は、そのままクリアファイルを連に手渡す。

「キャラメルラテとミックスサンドで。他のお客にそれやったら、クレームつけられるよ、ヒュー」
「子猫ちゃんにしかやんねーよ」
 ヒューこと渡辺日向は冗談めかした口調で言うと、厨房内にいるエプロン姿の女性に声をかけた。
「マリア様、キャラメルラテ頼んだ」
「はいはい」
 マリア様と呼ばれた女性は、苦笑するとキャラメルラテを作り出す。
 タレ目気味の優しい目に、ナチュラルブラウンのふんわりした髪が印象的な彼女は、見る人を癒やす優しい美貌を持っている。日向の兄である啓介と結婚し、専業主婦をしていたが、あまりにも退屈だという理由で、フロイデで働くようになったらしい。ちなみに本名は真理亜だ。

「ねね、シャムちゃん! 次はどんなの書くの?」
 小柄なショートカットの女性が、後ろから未亜に抱きつきながら聞く。彼女の名は凛子。jesterの団員で、低身長童顔のため、子供役をやることが多い。
 ちなみにシャムという呼び方は、未亜のペンネーム、シャム猫から。

「それを聞くためのアンケートを団長殿に渡したから、あとでお願いね」
「はーい」
 凛子は元気よく返事をして未亜に抱きつき直すも、すぐに引き離されてしまう。
「凛子、いつまでも先生にくっついてないで、席にお戻りなさい。あなたがここにいると、景観が乱れますわ」
 高飛車なお嬢様言葉に振り返ると、ナチュラルブラウンの髪にカールをかけ、フリルがたくさんついた黒いワンピースを着た女性が、凛子の首根っこを掴んで立っている。
 このお嬢様のような女性は、黒川真愛《まりあ》といって、jesterの看板女優兼衣装係をしている。
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