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S級有害図書
第7章 「高橋茉莉の場合」
 旅館に着いて三年全員で食事をし、夜の自由時間となった。部屋で五人でトランプをしてると、担任の先生がやってきた。

「おい、お前ら、そろそろ風呂入っとけよ」
「は〜い」

俺たちは中途半端な返事を返す。先生は帰りがけに面白いことを言い残す。

「露天風呂は使うなよ。隣の大浴場を使うこと。あれは混浴だからな」

当然、俺たちは興味が湧いてくる。「混浴」と言う言葉の響きは中学男子には憧れでしかない。

 露天風呂の脱衣所には誰もいない。当然といえば当然である。ほとんどうちの学校で貸し切りに近い上に、先生からは「使うな」と言われているのだ。誰もいないなら遠慮はしない。俺たちはタオルも持たずに、露天風呂に飛び込んだ。剛が全裸ではしゃいでいる。

「俺、露天風呂って初めてだぜ。空の下で裸ってなんかテンション上がっちゃうな」
「少しは前、隠せよ」
「って晴彦、お前まだつるつるかよ」
「うるせえな」

洗い場でそれぞれ体を洗って湯船に浸かろうとするが、湯煙の奥に誰かいるのに気づく。

「・・・誰だ?」

湯船の奥で真っ赤な顔で小さくなっている。
それは裸の茉莉だった。

「ま、茉莉っ!」

俺は慌てて股間を手で隠す。肩まで湯に浸かり、小さなフェイスタオルで裸を隠している茉莉。顔を真っ赤にして俯いている。

「お、お前、何でいるの?」
「だ、だって急に男子が入ってくるから」
「ここ、混浴だぞ。先生に使うなって言われなかったのか?」
「それは隣でしょ。こっちは女湯・・・」
「はあ?」

あとでわかったことだが、露天風呂の脱衣所は男女別になっていて、中で繋がっているらしい。間違えたな、こいつ。

「晴彦、まあいいじゃんか。どうせ混浴なんだしな」
「お前、だから前隠せよ、バカ」

剛のアレが勃起して勃っている。

「ご、ごめんなさい。私、もう出るね。その・・・悪いんだけど、あっち向いてもらえる?」
「あ、ああ」

俺は慌てて後ろを向く。が・・・。
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