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馨の彼女なんてならない!
第5章 言えなかったこと
そんなに苦手なら教えてやろうかと言われ

救いとは このことかと思った。

友達の彼氏とは思いつつ、

他に教えてくれる優しい人は他にいない、

「この公式を当てはめて…」

馨のゴツゴツした指、前髪が窓からの風に揺れて

馨の目元がより くっきり見える。

近い…近すぎる…

静かにしてほしい…私の胸…ドキドキしすぎ

異性として意識されたないのに…

もし、少しでも思ってくれたら嬉しいなんて

ありもしない期待を膨らませてしまう。


三玲は 黙ってうつ向いていた
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