パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第67章 結花の思わぬ告白

広美は結花と別れ、電車に乗り家に向かっていた。
すると広美の携帯に結花からメールが届いた。

広美はそのメールを見て、目を疑った。

【広美ちゃん、今日はお疲れ。
ちゃっと言いづらいんだけどさ、広美ちゃんと私の仲だから正直に伝えたほうがいいかなって思って。
私さ、健治さんが好きなんだ。
広美ちゃんが別れたばかりで、こんな事を伝えるのもなんなんだけど、わたし、健治さんに告白する事にしたよ。
広美ちゃんが健治さんと別れたって聞いて、私の健治さんが好きって気持ちを押さえられなくなっちゃったの。
広美ちゃん、もう別れたから平気だよね？】

広美は結花からのメールを見ながらなんとも言えない気持ちになった。
確かに自分は既に健治とは別れている。
結花にダメだなんて言える立場でもない。

けど、結花に健治を奪われてしまうという感覚になり悲しくなり自然と涙が出てしまった。

広美は周りに気がつかれないように涙を拭い、結花に返事をした。

【そっか、結花ちゃん健治さん好きだったんだ。
私は平気だよ、もうお別れしたし、それに結花ちゃん可愛いから健治さん喜ぶんじゃないかな。
すぐには応援って気持ちにはなれないけど、結花ちゃん頑張ってね】

広美は結花にメールを送ると、自分は健治とは二度と付き合えないんだと理解した。