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第3章 失われた日常

「わ、わかった…ここかな？」

タクヤはチロチロと舌を動かして、また莉央のクリストリスを刺激した。

「んっ！ん、ふぅ…っ」

莉央は少しでもタクヤに悟らせまいと、必死に唇を噛み締めて声を抑えた。それでも体は正直にビクビクと反応してしまう。
莉央が反応する度、タクヤは更に鼻息を荒げて莉央のクリストリスを責めたてた。

「か、笠井さん…気持ちいいんだね…へへ、これは、どうかな」

調子に乗ったタクヤは、唇を尖らせてキスをするかのようにクリトリスに吸い付いた。
元々敏感な上に皮を剥かれ、更に敏感になったそこは柔らかく温かい唇にちゅぱちゅぱと音を立てて吸われる。唇の内側がクリトリスを執拗に撫で上げて、終わりのない快感が莉央を苦しめた。

「やっ…！あ、あんっ、あ、や、だめ…それ、やだっ」

「笠井さんがやだって言ってるときは、もっとやってって意味だからね」

「そんな、うそっ…やめっ、あ、そこ、だめ！」

莉央が仰け反って抵抗する度に、より強くタクヤはクリストリスにしゃぶりつく。舌と唇を使って、ジュルジュルと愛液ごと吸い込むように音を立てて夢中でそれを貪った。
莉央は限界まで手足に力を入れ、無駄な抵抗をしながら頭が空っぽになりそうだった。怒りや気持ち悪さは確かにあるのに、気持ちよさがそれらを凌駕していたのだ。

「おね、が…やめてよ…やめてっ！だめ、なんか、くる…」

「笠井さん、イキそうだって。もっとやってあげて」

「ねえ！やめてってば…っあんっ、やだ、吸うの、やだぁ…っ」

タクヤは莉央をイカせてやろうと、さらに強くクリストリスに吸い付いた。
莉央は許容できない程の強い快感がなんども押し寄せ、ついに限界を迎えた。

「やめ…っやめて、やめろ！ほんとに！もう…っうっ、あっ、やだ、い、く…っ」

またビクッと大きく仰け反って莉央は達してしまった。
それと同時に、プシっと音をたててタクヤの顔に液体がかかる。

「あらあら…笠井さん、気持ちよすぎて潮吹いたみたい」

「す、すごい…本当に潮吹くんだ」

莉央はキモタクなんかに性器を舐められ、イカされて潮を吹いたという事実に顔が真っ赤になった。
一部始終を見ていたギャラリーの興奮や軽蔑が入り交じった視線は、より一層莉央を惨めに思わせた。