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第4章 膨らみ、開花

亮二の頭が、また沈みこんだ。
「？！」
えっと思った瞬間、また太腿が開かれ、腰を掴まれた。
ヌル、と割れ目を伝う感触に梨花はビクッとした。

「やだっ……また…！」
亮二が先ほどと同じように、クリトリスを舌でとらえる。

「やっ、だめっ…」
不思議な事に、くすぐったくない。
チロチロチロ、とくすぐるように亮二が舌先で刺激すると、もう梨花のそこは膨らんでいた。

「ひああっ…！」
「…いいよ、いっぱい感じて」
亮二はそう言うと、ジュルルルルっと音をたてて啜った。
舌を尖らせたり、柔らかく包んだりと刺激を変え、梨花のクリトリスを愛撫する。

「ああああんっ」

(すごい、舐められるってこんなに気持ちいいんだ…)

指で触るよりソフトなのに、感度は倍ほど変わる。
先ほどイッたばかりだと思えないほど、快感は増していく。

クチュ、ジュル、クチュクチュ…
亮二の舌は陰核をめくり、巧みに捏ねる。
ジュルル…

「ひっ…あぁっ…」
梨花は思わずまた両手で亮二の頭を抱えてしまう。
亮二の左手が、梨花の手首をぐっと掴んだ。
べったりと舌を押しつけたまま、亮二はさっきより少し大きめの力で吸い上げた。

「ああああっ！」
梨花の腰が浮く。
吸い上げる力を緩めて、舌先でまたくすぐった。
くすぐり、ねっとりと絡める。

(ダメっ、もうまた…)

ビクビクと梨花の身体が痙攣する。
亮二の手の力が強まった。
クリトリスへの刺激は変わらない。
ジュルジュル、クチュクチュ…

「あああんっ、もう…っ！」

しばらくするとガクン、と梨花の身体がバウンドした。
亮二はまた舌の動きを止め、梨花の身体を抑える。
そのまま余韻の快感に浸る梨花を、じっと見つめる。

(こんなの…想像してた以上に…)

肩で息をつく梨花に、亮二は上体を起こして覆い被さるとおでこにキスをした。
梨花も亮二を見上げると、彼はしばらくしてふっと笑った。

「まだまだ、これからだからな」
「…？」
意味がつかめない梨花に、亮二はくちづけた。
二度、三度と軽く、次は舌がからまる。
梨花は亮二とのキスがたまらなく好きになっていた。

「…うん」
「？」
亮二はまた、上体をずらして梨花の膝を割った。
「もうダメっ…」
「これからだって言っただろ」

亮二はまた、梨花の股間に顔を埋めた。
その後、梨花は何度も絶頂を迎えた。