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私は性欲モンスター
第2章 彼氏
飛行機には、音楽活動をしていた彼と友人、大勢で私もついていったのだ。
帰りの飛行機で他愛のない話をしていた時にふいをつかれたキス。あっと言う間だった。

初めてのキスの味はよく分からなかった。
一つだけ覚えている事は、手の震えがしばらく止まらなかった事だった。

私の性欲はこのキスからスタートした。
私はいつしか彼に会う度にキスをせがんだ。
彼とはなかなかデートが出来ない。ましてや私の親にバレたら大変だ。
デートは真夜中。家を抜け出して彼の待つ車に乗り込み、江ノ島などドライブデートだった。
彼とのデート中、補導をされたこともあった。
警察署で私の親に土下座する彼。もう終わりかと思った。
しかし、私達はそれでも続いていた。
親にバレた以上、前の様な付き合い方が出来なくなった。
偉い立場に居る父は、私と彼を引き離そうと考えたらしい。
そしてしばらくして、彼とは遠距離恋愛になった。
寂しくて寂しくて気が狂いそうだった。しかしそれはたったの数日間だった。

ある日、私の悪魔が囁いた。キスする相手が近くにいないなら、近くで探しても良いんじゃ
ない?と。
私には恋愛のドキドキ感よりも、キスをする瞬間のドキドキが堪らなく好きだった。
しかしはっきり言って同年代の男には興味がなかった。
彼の様な、大人のキスをたかだか十三、十四歳が出来るのかと。
しかしその時は案外早かった。同じクラスの男を好きになってしまった。
年上の彼との遠距離恋愛は続いていたが、同級生との付き合いも始まった。
第二の彼はクラスでもそこまで目立たないが地味でもない普通の男子だった。
私は彼の野球部が終わるのを待ち、いつも私を家の近所まで送って貰い、近くの原っぱで景
色を眺めたら必ずキスをする。これが私と第二の彼との付き合い方だった。
しかし二週間で第二の彼とは付き合いが終わってしまう。
付き合っていることが年上の彼にバレてしまったのだ。
それはすごい勢いで怒られた。それは電話でだった。
「今ここでどっちにするのか決めろ!」
年上の彼を選んだ私は第二の彼にすぐに電話をし、「ごめん」と伝えた。
あっけない第二の彼との終わりだった。
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