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息子の嫁
第1章 嫁との晩酌

彼女に、お小遣いを上げた事で彼女の心に、どんな変化があり、あんな姿を私に見せたのか?その事を考えずにはいられなかった。
もしかして彼女は、私が彼女を好きだという事を悟っていたのでは?
だからこそ私に……
彼女が私を好きだと云ったことは実は本当で、お小遣いを上げた事が切っ掛けで彼女の気持ちに私が、スイッチを押させてしまったのでは?
等と彼女の本心が分からぬまま独りで自問自答を繰り返した。
そうこう考えを巡らせてた時、彼女がリビングのドアを開け部屋へ入って来た。
「お義父さん…。私、綺麗に洗ったよ」
部屋に入って来た彼女が、そう云った。
それは、まるで幼い子供が言う言葉のようにも想え、可愛く私は声を上げ笑った。
「どうたの?」
声を上げ笑った私に彼女が訊いた。
「だって、麗奈さんが小さい子供のように言うから可笑しくて……」
そう言いながら尚も私は笑った。
「そうなの」
洗い髪をバスタオルで包み私の隣りに腰掛けた。
「そんなに私の云い方って可笑しかったの?」
「ごめん。つい笑ってしまった。すまなかった。」
笑ったことを彼女に謝ったつもりだった。
が、「お義父さんが声を上げ笑ったのって私、始めてかも――」
何気ない彼女の一言だったが、これまで声を上げ笑うことすらなかったように想え何も言えなかった。
隣りに腰掛けた彼女から洗い髪の、シャンプーの匂いがした。
もしかして彼女は、私が彼女を好きだという事を悟っていたのでは?
だからこそ私に……
彼女が私を好きだと云ったことは実は本当で、お小遣いを上げた事が切っ掛けで彼女の気持ちに私が、スイッチを押させてしまったのでは?
等と彼女の本心が分からぬまま独りで自問自答を繰り返した。
そうこう考えを巡らせてた時、彼女がリビングのドアを開け部屋へ入って来た。
「お義父さん…。私、綺麗に洗ったよ」
部屋に入って来た彼女が、そう云った。
それは、まるで幼い子供が言う言葉のようにも想え、可愛く私は声を上げ笑った。
「どうたの?」
声を上げ笑った私に彼女が訊いた。
「だって、麗奈さんが小さい子供のように言うから可笑しくて……」
そう言いながら尚も私は笑った。
「そうなの」
洗い髪をバスタオルで包み私の隣りに腰掛けた。
「そんなに私の云い方って可笑しかったの?」
「ごめん。つい笑ってしまった。すまなかった。」
笑ったことを彼女に謝ったつもりだった。
が、「お義父さんが声を上げ笑ったのって私、始めてかも――」
何気ない彼女の一言だったが、これまで声を上げ笑うことすらなかったように想え何も言えなかった。
隣りに腰掛けた彼女から洗い髪の、シャンプーの匂いがした。

