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第15章 愛の交歓

その後、快感から目覚めた彼女が、気だるそうに体を起こした。


「麗奈…。大丈夫かい？」

「うん」


にこっと彼女が微笑んだ。


「御褒美は気に入ってくれたようだね？」

「うん…。とっても気持ち良かった！！私も、お父さんに御褒美を上げるからね……。」

「私に、御褒美って何だろう？」

「だめ…。ここじゃ教えて上げない……。」

「そうか…。」

「あっ！」


彼女が大きな声を上げ、慌ててベッドから起き上がり、バスルームに小走りで向かった。

いったい、どうしたのかと私も、彼女の後を追いバスルームに入り


「どうしたんだい？」


その、答えは直ぐわかった。

バスルームには湯気が立ち上ぼり、まるでサウナのように蒸し暑く、深い霧の中に居るようだった。


「私――お湯を出してた事を忘れてたから――――」


そう言い彼女は、しょげてた。

「ははは」


私は声を上げ笑った。


「お義父さん…。ここ笑うとこ？」

「済んでしまった事は、仕方がないだろう？」

「お義父さんが、あそこで可愛いがるから私――――」

「そうか…。麗奈は、嫌だったのかい？」

「ううん…。嬉しかった！！だって、まだお風呂に入る前の麗奈を舐めてくれたんだもの――」


只、立って居るだけでも身体から汗が吹き出した。


「麗奈…。サウナに入ってるようで、これもいいな？」

「まあ――お父さんったら楽しんでるみたい…。」

「楽しんでるけど、これじゃあ可愛い麗奈の顔が、はっきり見えないよ…。」


そう言い私は笑った。