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息子の嫁
第17章 屈辱

「もしもし駿…。どうしたの?」
「いやぁ……特に用と言うわけじゃなかったが麗奈の声が聞きたくて電話したんだ……。」
「そうなの…。嬉しい!!」
「変わりはないかい?」
「うん…。早く帰って来て今夜はカレーよ……。」
「カレーか…。じゃあ真っ直ぐに帰らなきゃな?」
「うん…。気をつけて帰って来てね……。」
「わかった…。」
私が返事をした後、電話は切れたが彼女の声を聞けた事が私は嬉しかった。
だが、それでも重い気持ちが軽くなる事はなかった。
午後からの仕事では特に何もせずに就業時間が終わった気がする。
五時で仕事は終わりだった。
仕事が終わると真っ直ぐ駐車場に行き車に乗ったが直ぐ、走り出すことが出来ずにいた。
帰って彼女に、どんなタイミングで何から話したら良いのか――――
私が話した後の、彼女の反応がわかっているだけに私は自問自答を繰り返していた。
上司の命令は絶対だった。
この先、一、二週間の内に私は上司に返事をしなければならなかった。
今夜は、好物のカレーだった。
彼女の作るカレーは絶品だった。
きっと母親から教えててもらったのだろうがベースは豚肉で玉ねぎが溶ける寸前まで、じっくり煮込むので、その玉ねぎの甘さとピリ辛のカレーとのハーモニーが何とも言えず美味なのだ。
ここで、うじうじ考えてても何も変わらなかった。
私は彼女の作る、カレーに釣られるように車を走らせた。
「いやぁ……特に用と言うわけじゃなかったが麗奈の声が聞きたくて電話したんだ……。」
「そうなの…。嬉しい!!」
「変わりはないかい?」
「うん…。早く帰って来て今夜はカレーよ……。」
「カレーか…。じゃあ真っ直ぐに帰らなきゃな?」
「うん…。気をつけて帰って来てね……。」
「わかった…。」
私が返事をした後、電話は切れたが彼女の声を聞けた事が私は嬉しかった。
だが、それでも重い気持ちが軽くなる事はなかった。
午後からの仕事では特に何もせずに就業時間が終わった気がする。
五時で仕事は終わりだった。
仕事が終わると真っ直ぐ駐車場に行き車に乗ったが直ぐ、走り出すことが出来ずにいた。
帰って彼女に、どんなタイミングで何から話したら良いのか――――
私が話した後の、彼女の反応がわかっているだけに私は自問自答を繰り返していた。
上司の命令は絶対だった。
この先、一、二週間の内に私は上司に返事をしなければならなかった。
今夜は、好物のカレーだった。
彼女の作るカレーは絶品だった。
きっと母親から教えててもらったのだろうがベースは豚肉で玉ねぎが溶ける寸前まで、じっくり煮込むので、その玉ねぎの甘さとピリ辛のカレーとのハーモニーが何とも言えず美味なのだ。
ここで、うじうじ考えてても何も変わらなかった。
私は彼女の作る、カレーに釣られるように車を走らせた。

