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息子の嫁
第1章 嫁との晩酌

彼女から夫婦の営みがない事実を告げられたショックから直ぐには立ち直れないでいた私に彼女が云った。
「お義父さん…。今度の休みに何処かへ連れてって頂けませんか?」
と、今度の休みと言うのは今週の土曜日の事だった。
息子は、ゴルフでいないから私を何処かに連れてって欲しいと云われたが正直、若い女性を遊びに連れて行くような所に見当の付くはずもなかった。
結局、一緒に出掛ける事だけを約束し、行きたい所を考えておくよう伝えた。
「考えて置きます。」
嫁が笑った。
笑顔を見せたが、こうして笑った顔を見ることさえわたしには久しく思えた。
「お義父さん」
「何だい?」
「お義父さん…。ホヤ食べれますか?」
ああ大好きだよ。
「今日、殻付きの新鮮なホヤを買って来たんです。」
「そうか、じゃあ晩酌のつまみに作ってくれるかい?」
「お父さんがお風呂に行ってる間に作って置きますから、ゆっくり入って来て下さいね。」
「今夜は、ホヤで一杯いただこうかな」
笑顔を見せ食事が終わった後、お風呂へと向かった。
お風呂に入りながら考えてたことは息子の事だった。
彼女は智輝が、子供を作るのに協力してくれないと言ってた。
協力しないってことは、彼女を抱いてないってことだけど――あいつは、いったいどうしてしまったんだろう?
等と考えながらお風呂に入ってたが、やはり嫁が云うように女かと私も、息子の浮気を疑い始めた。
「お義父さん…。今度の休みに何処かへ連れてって頂けませんか?」
と、今度の休みと言うのは今週の土曜日の事だった。
息子は、ゴルフでいないから私を何処かに連れてって欲しいと云われたが正直、若い女性を遊びに連れて行くような所に見当の付くはずもなかった。
結局、一緒に出掛ける事だけを約束し、行きたい所を考えておくよう伝えた。
「考えて置きます。」
嫁が笑った。
笑顔を見せたが、こうして笑った顔を見ることさえわたしには久しく思えた。
「お義父さん」
「何だい?」
「お義父さん…。ホヤ食べれますか?」
ああ大好きだよ。
「今日、殻付きの新鮮なホヤを買って来たんです。」
「そうか、じゃあ晩酌のつまみに作ってくれるかい?」
「お父さんがお風呂に行ってる間に作って置きますから、ゆっくり入って来て下さいね。」
「今夜は、ホヤで一杯いただこうかな」
笑顔を見せ食事が終わった後、お風呂へと向かった。
お風呂に入りながら考えてたことは息子の事だった。
彼女は智輝が、子供を作るのに協力してくれないと言ってた。
協力しないってことは、彼女を抱いてないってことだけど――あいつは、いったいどうしてしまったんだろう?
等と考えながらお風呂に入ってたが、やはり嫁が云うように女かと私も、息子の浮気を疑い始めた。

