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息子の嫁
第5章 デート(お墓参り編)

復興道路は、高速道路なみに整備され追い越し禁止の片側一車線だった。
山を削り作られた道路は、トンネルが多かったし下から見たら怖いと思える程に、高く長い柱が何本も立っていて秋には紅葉を見られる程に近くに濃い緑の山々が多く見られた。
あれから、もう七年が過ぎ、一度しかお墓参りに来ていない彼女は、あまりにも周りの風景が変わっていたためにお墓へ通じる道が分かずにいた。
「どうした?」
「お義父さん。ごめん。私が来た時とは、風景が変わっててお墓に行く道が分からないの……。」
「そうか……。」
道を行ったり来たりしたが、やはり彼女には分からなく終いには涙ぐんでしまった。
「もう泣くな。聞いてみよう?」
「ごめんね。お義父さん私……。」
道が分からず行ったり来たりした時に、津波の被害をまぬがれた高台にあった家に人影が見えていた。
その家まで行き彼女が車からおりて聞いた。
偶然にも、その人は亡くなった叔母さんの知人だった。
親切にも、お墓まで案内してくれると言う事で私は、その人の後を車で追いお墓に着いた。
「ありがとうございました。」
私達は案内してくれた人に丁寧にお礼を言い
「遠くからご苦労様です。」
その人は私達にそう言った後、帰ったが、お彼岸でもない墓地には私達、二人だけだった。
お墓に着くと彼女が、墓石に水を掛けロウソクを灯しお線香を供えた。その後、私も彼女と一緒に両手を合わせ一礼した。
「叔母ちゃん来たよ。会いに来れずにごめんね。今日は、お義父さんに連れて来てもらったの。叔母ちゃん見える?
お義父さんねえ、叔母ちゃんが教えてくれた塩辛とホヤが美味しいって、褒めてくれたんだよ良かったね。
山を削り作られた道路は、トンネルが多かったし下から見たら怖いと思える程に、高く長い柱が何本も立っていて秋には紅葉を見られる程に近くに濃い緑の山々が多く見られた。
あれから、もう七年が過ぎ、一度しかお墓参りに来ていない彼女は、あまりにも周りの風景が変わっていたためにお墓へ通じる道が分かずにいた。
「どうした?」
「お義父さん。ごめん。私が来た時とは、風景が変わっててお墓に行く道が分からないの……。」
「そうか……。」
道を行ったり来たりしたが、やはり彼女には分からなく終いには涙ぐんでしまった。
「もう泣くな。聞いてみよう?」
「ごめんね。お義父さん私……。」
道が分からず行ったり来たりした時に、津波の被害をまぬがれた高台にあった家に人影が見えていた。
その家まで行き彼女が車からおりて聞いた。
偶然にも、その人は亡くなった叔母さんの知人だった。
親切にも、お墓まで案内してくれると言う事で私は、その人の後を車で追いお墓に着いた。
「ありがとうございました。」
私達は案内してくれた人に丁寧にお礼を言い
「遠くからご苦労様です。」
その人は私達にそう言った後、帰ったが、お彼岸でもない墓地には私達、二人だけだった。
お墓に着くと彼女が、墓石に水を掛けロウソクを灯しお線香を供えた。その後、私も彼女と一緒に両手を合わせ一礼した。
「叔母ちゃん来たよ。会いに来れずにごめんね。今日は、お義父さんに連れて来てもらったの。叔母ちゃん見える?
お義父さんねえ、叔母ちゃんが教えてくれた塩辛とホヤが美味しいって、褒めてくれたんだよ良かったね。

