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第5章 デート（お墓参り編）

冷めた料理の品々と、味噌汁が思いがけない笑いを私達に提供してくれ楽しい朝食が終わり、それから直ぐ彼女が、後片付けをし流し台に食器類を運び入れた。

今日は、彼女と出掛ける約束をしてた。今朝は、考えてもみなかった彼女と、セックスをし遅い朝食になった。男の私と違い、彼女が出掛けるための仕度には時間が掛かった。

そんな彼女に私は、食器洗いを手伝うつもりで流し台に立ってた彼女の隣りに立った。

「お義父さん。仕度は？」

私は、既に出掛ける用意が出来ていた。

「洗い物は、私がするから着替えておいで。」

「えっ！お義父さんが手伝ってくれるの？」

彼女には、男が食器を洗うって事が信じられないと想ったのか「えっ！お義父さんが？」と驚いたような声を上げた。

「麗奈さん。私は、大学時代は居酒屋でアルバイトしてたから皿洗いは得意なんだよ。」

「嬉しくて泣くのかい？」

「泣きません。じゃあ私、着替えて来ます。」そい言い急いで台所から出て行った。

洗い物が終わり私は、彼女をリビングで待ってた。

暫くし、出掛ける用意が出来た彼女が私の居たリビングに入って来た。

「私、叔母さんにこの姿を見せてあげたくて……。だめですか？」

彼女は昨日、買ったお気に入りの半袖ワンピースを着て私が、買って上げた帽子を頭に乗せてた。

「お彼岸でもないから、いいと思うよ。」

「ありがとう。行きましょう？」

「ああ、案内を頼みましたよ。」

そう言い車に乗り家を後にし、途中でお墓参りの花をかい復興道路を走らせた。

大津波から七年の歳月が過ぎ、沿岸と内陸を結ぶ復興道路や高速道路も着々と作られ、高速道路はまだ、一部しか使えず私は復興道路を走った