この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
地味子が官能小説を書いたら
第7章 この夜に乾杯!
「え~、なにそれ、ヤバいじゃない、ストーカーみたい~」遥かは大げさに怖がって見せた。

「で、なんでみりんちゃんが泣いてるの?」

「あ、なんか、早川の態度がふざけすぎてて、くやしくて」
といって、目をゴシゴシする美鈴。

「カノンが早川に告ったのに、あいつ『おかしい』って言ったのよ」

「すごい~、カノンちゃん、告白したんだ」

「うん、ケジメだけ着けておこうと思って……それに、ちゃんと謝れたよ」

「へんだよ、かノンちゃんがどうして謝るの?被害者じゃない」

「さ、あいつの事は忘れて、イコ!なんたって今日は、啓蒙ボーイが相手だからね、テンション上がるよ~」美鈴が私と遥の方に手を回して、グイグイと引っ張って行く。

「そうだね~、今日は期待できそうだよ~、カノンちゃんも新しい出会いがあれば良いね」

「う、うん」

(新しい出会いか……当分はお腹いっぱいだ……)

私たちは、渋谷駅へと向かった。





 ~*~*~*~~*~*~*~*~*~





「はあ~、最悪だったね~」遥はすっかりテンションが落ち、足取りも重かった。

期待した合コンは、散々の結果に終わり、私たちは新宿駅に向かっていた。



「なんなの、アイツら、自慢話ばっか!」

「あ、でも、わたしは小机さんはマトモかなって思ったよ」

「あ~、あのクソ真面目そうなガリ勉タイプね、カノンの向かいに座っていたから、二人で良く喋ってたよね」

「カノンちゃんって、ああいうタイプが好みなのかな、なんとなく雰囲気が早川君と似てたよね」

「あ、わたしも思った、でも、男なんて分からないからね、早川なんて、わたしも真面目で無害な奴だと思ってたのに、女の子に乱暴しちゃんだもん」

「あはは」文剛の事が話題に出て、私は苦笑いする。


「そうだ、カノン、図書館にいると早川がまた襲ってくるからさ、図書館を使うのは暫く控えた方が良いよ」

確かに、また文剛と会ってしまうと、せっかく区切りを付けた自分の気持ちが揺らいでしまう。

「でも、パソコンを使えないと仕事ができないし、小説も仕上げられない」

自宅にwifiとパソコンがあれば、と思うが先立つものがない。


「カノン、ちょっとヤバい所なんだけど、わたしにアテがあるんだけど」


「え、そうなの?でも、ヤバい所って……」

「明日、連れていくよ」




/130ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ