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体育倉庫のハイエナ
第22章 22
 レンヤは三人の顔を見渡して、言った。

「こうすれば、奈津子ちゃんは口を開くさ…」

 そしてレンヤは両手を奈津子の前に回して、それぞれの手の中指の先で、そっと乳首に触れた。

 然る後、レンヤが奈津子の右の耳元で囁いた。

「あれ?…奈津子ちゃんの乳首、勃ってないね…?じゃあ俺が、勃ててあげるね…」

 そしてレンヤは、奈津子の乳首を優しく転がし始めて、すぐ後には奈津子の乳首は勃起したみたいだった。

 レンヤが奈津子の耳元で――そしてきっと奈津子ではなく三人の悪友に向けて、囁いた。

「ほら、勃ったよ…それにしても、奈津子ちゃんの乳首を勃てるのは、本当に簡単だね…」

 三人が、プッと吹き出した。

 尤もこの時にはまだ、奈津子は口を堅く閉ざしていた。

 するとレンヤは、しばらくは優しく乳首をくすぐってから、右手の中指はバストの谷間に、左手の中指は奈津子の項(うなじ)に添えた。

 それからレンヤは、それぞれの中指をゆっくりと――窓ガラスを伝う雨の粒と同じくらいの速さで――奈津子の肌に這わせ、下ろしていった。

 やがて右手の中指はクリトリスに、左手の中指は肛門に辿り着いた。

 その次の瞬間から、奈津子は正座しているその体を小刻みに震わせながら、鼻からみっともない声を漏らし始めた。
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