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第27章 ２７

　すると比例して、奈津子の散らす声も、一層けたたましくなる。

「んあああ～～ッ！――イ、イッちゃうッ！イッちゃうぅぅッッ！――ああぁぁああぁんっ！」

　マサムネが突く両手の間で、奈津子は顔を左右に振り乱しながら、絶頂が到来しつつあることを白状する。

　そのうちに、奈津子の体がマサムネの下でガクガクと震えた――絶頂に到達したようだった。

　そしてこの一瞬だけ、奈津子は純然たる至福の表情を浮かべた。

　しかし奈津子が絶頂を迎えた直後、マサムネがペニスを奈津子から引き抜いて、素早い所作で腰を上げた。

　合わせてレンヤが奈津子の髪を掴んで、強引に上半身を引き起こす。

　二人の見事な連携で、マサムネのペニスと奈津子の顔面が、面と向かった。

　然る間にマサムネのペニスから、どぴゅぴゅぴゅぅ、っと、大量のザーメンが発射される。

――ベチョぉぉッ！ベチョベチョぉ！…――

　それは粘着質を孕んだ音を立てて、奈津子の顔で砕け散った――刹那、至福だったはずの奈津子の表情は、マサムネのザーメンを浴びて、深い嫌悪へと変わった。