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第51章 ５１

　自分の両手の手の平を、左右のバストにそれぞれ重ねて、各々の人差指の先で乳首を転がす。

　そして今度は、三人の誰かから求められるよりも先に――無我夢中で乳首を転がしながら――進んで感想を述べた。

「気ぃぃ持ぉぉちッいい～～ッ！――ひゃぁほおぉぉおんッッ！――乳ぃぃ首ぃぃ、すっごぉぉく、感じるぅぅぅッッ！――うひぃぃッ！うひひぃほぉんッ！」

　然る間に、次はヒデアキが奈津子に、分かり切ったことを尋ねた。

「クリトリスはどうなんだ？…ビンビンなのか？」

「ビィィンビンでぇぇすッ！――うッほほおぉ！」　
　
　奈津子は――なおも自分の乳首を、熱心に愛撫しつつ――そう答えて、さらに四人を報復絶倒させるに足る滑稽な感想を続けた。
　
　どうやら性感に“刺さる”のはペニスだけではないらしい――レンヤが腰を押し出す都度、レンヤの陰毛が奈津子のクリトリスに刺激を与えているようだった。

「毛ッ！…毛ッ！――あぁッはあああ！――毛がッ！レンヤ先輩のチン毛がっ、クリにチクチク刺さってッ、それも気持ちいいッ！」

　喜々としてそう喚いたのに続けて、奈津子はその肉体の破廉恥な実状を打ち明けた。

「イッちゃううッッ！！またイッちゃうッッ！――うはあッ！イ、イクううッッ！！」

　そのうちに、奈津子が身体を反らして、絶頂に達した。

「イックうううぅぅぅぅんんッッ！――ふんはあぁあぁぁあぁああぁッッ！」

　しかしこの期に及んで、自身の射精のために腰を動かしているレンヤが、奈津子が絶頂したからといってその前後運動を止める訳もなかった。

　レンヤはなおもペニスの先で激しく奈津子の秘部を打ち続け、そしてマモルはたった絶頂を得たばかりの奈津子に――まるで奈津子のことを思い遣ってのような口ぶりで――さらなる絶頂を煽った。

「奈津子ちゃんッ、もっとイッてもいいんだよ！？イキたいよね？奈津子ちゃんはスケベだから、もっともっとイキたいよね！？」