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夏の終わりに
第20章 安息 ③
シャワーで流しても、痛々しい痣はそこかしこに留まったままだった。

浩人は全ての泡を丁寧に洗い流すと千里の前に跪き、割れ目の中も念入りに漱いだ。
膣の中に入った泡を掻きだす指が何度も締めつけられて、奥へと引きずり込もうとするように膣内が蠢く。

浩人の喉はカラカラに渇き、シャワーヘッドを握る手が欲望に震えていた。

「ヒロ…兄ちゃん、も…う……」

掠れた声がして、細い指が髪に絡みついてくる。
浩人が見上げると、視線に気づいたのか千里が薄らと目を開いて俯いた。浩人は微笑んで、促すように恥丘を見つめる。

「や、…んんっ」

指を咥え込んでいる恥丘と、そこに顔を近づける浩人に、千里が息を飲み込んで紅潮した顔をそらす。

「ここは舐められた?」

言いながら浩人は更に顔を近づけて、割れ目を広げた。
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