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秘蜜
第1章 お兄ちゃん

「―――ホームルームを終了する。一時間目は体育だ。遅刻しないように。」
先生が教室から出ていくと同時に、まわりがざわざわしだす。
「零夏~今日暑くない?」
「ね。暑いのやだなあ」
バックから体操着をだす。
「―あっ!!」
「ん?どした、零夏。」
「これ、お兄ちゃんの体操着だ・・」
「えー?!間違えちゃったの?!」
「うん・・優衣ちゃん、まだ時間あるし、私お兄ちゃんのとこに行ってくる!多分、お兄ちゃんが私の体操着を持ってるはずだから!」
「あ、うん。もし戻ってくるの遅かったら先行っちゃうぞ~♪」
「わ、わかった。ありがと、優衣ちゃん!」

