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秘蜜
第2章 二人

ドアノブを持つ手が震える。
「―――っ」
私はドアを開けた。
開けないほうがよかったかもしれない。
けど――
「お兄ちゃ・・・」
部室の中には、お兄ちゃんと知らない女の子がいた。
――女の子の制服ははだけていて、胸が露になっている。スカートとパンツが床に落ちている。
――お兄ちゃんは、ズボンだけを下ろしていて・・
二人は、抱きあっていた。
私が部室に入ってきたことに気づかず、行為を続けている。
「あっ、あんっ」
「ほら、まだイかねえのか?」
「だめっ、はぁっ、イっちゃうよっ・・」
部室の中には、二人の声と、お兄ちゃんが打ち付ける音が響く。

