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想い想われ歪なカタチ
第4章 4
なーんか、いやーな予感がする。
私の勘ってばよく当たる。
予備知識があろうとなかろーと。


「ああ、これか?」


流牙は手のひらにすっぽり収まってた黒い長方形の物体を、私にちらりと見せた。
それには、くるっと回せる円形のダイヤルみたいなのがついてて、
あと、ON/OFFを切り替えるようなボタン。
その横に、動作確認のできる赤い小さなランプ。
・・・・何かを操作出来るみたいだけど・・・・。

ますます嫌な予感がするっ!! 
ああ、お願い。私の勘よ、当たるなっ! 

 でも、流牙の最強に意地悪な笑みに、私の願いは儚く打ち破られた。

流牙は私の見ている前で、その手の中のボタンを押した。


ヴィィィ――


「きゃあああぁぁっ!!!」


気味の悪い作動音がしたのと、私が悲鳴をあげたのとは ほとんど同時だった。
私はまるで雷に打たれたみたいに、すでに出所のわからないような電気に弾かれて、床にへたりこんだ。
私の中の突起と 押し込むようについてたでっぱりが、尋常じゃない動作でビリビリと震えたのだった。

流牙がスイッチを入れたのは一瞬だけだったみたいで、
私の股間に仕込まれた不気味な振動は直ぐに止まった。
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