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想い想われ歪なカタチ
第4章 4
私、確かに流牙には
いつもいつも うんと我侭言って困らせて、
好きなように振り回してばっかりだったけど、それは

流牙が、私の言うこと 全部 聞いてくれるのが嬉しかったから。

私の全てを 受け入れてくれてるようで嬉しかったから。

そんなこと してくれるのは、流牙だけだったから。

他には誰も、相手にしてくれなかったもの。

パパだってそう。お祖父さまだって。大好きだったけど、私の傍には居てはくれなかった。

流牙だけは、 私が言えば必ず 傍についていてくれてた

それを私は当然のように感じてた。

でも、違った。
あれも、これも全部
流牙にとっては、だた義務感からしていただけだったんだわ。

私、流牙にこんなに嫌われてたなんて ・・・ちっとも知らなかった。

私のこと めちゃくちゃに扱っては 笑って見ているくらい 憎んでいたなんて――

さっきの 流牙。  昨日の 流牙。
私のこと 好きにして  まるでオモチャのようにして、もてあそんで


オゾマシイ。吐き気がする。

目が回る。

息が 苦しくて、出来ない。

今にも、死にそう。


お願い。助けて  

助けて、流牙――――

 ・・・違う  その流牙はもういない。


私は 寝かされたベッドから抜け出すと、
屋敷の隅の、普段なら誰もこない場所の、トイレの奥の個室に篭って、
誰にも気づかれないように、声を殺して泣いた。
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