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猫彼女。
第4章 cat.4

「にゃ…っ、やっ、うそっ、や、ああぁ……っ!」

そんなことを考えているうちに
えりさは達してしまっていた。

キュウッと指が一際きつく締め付けられ、
ぴくぴくと小刻みに痙攣してるのが伝わる。
…イッた証拠だ。

言いつけを守りずっと尻尾を押さえていた手が
力なく滑り落ちていった。

ぷらん、と垂れ下がる尻尾が俺の手をくすぐる。
まるでそれに促されるかのように、
敏感になりきったその場所から指を引き抜いた。

「あ…っ!ふぅ……っ…」

それは彼女には追い討ちになったようで。
高く突き出したままだった尻を
一瞬だけ跳ねさせたあと、
えりさは全身を力なくマットレスに沈めた。

はあ、はあ、と荒い呼吸音が聞こえる。
時折小さく「にゃ…にゃ…」との声も聞こえる。

猫語(しつこいが俺にはこうとしか表現できない)
の出現率が増えてきてる気がする。

さっき頭をよぎった考えも、現実味を帯びてきた。

どうする?どうしたらいい?

自分の考えでがんじがらめだ。
ただマットレスの縁に腰掛け
指に残るえりさの愛液を舐めるだけで
俺は動けなくなってしまった。


「敦士…」

ふいに名前を呼ばれる。
いつの間にか起き上がっていたえりさは
俺の隣にいた。

少し背伸びをしたえりさは俺の首に腕を回し
抱きついてきた。

あたたかさ。
香り。
やわらかさ。

今俺を包んでくれる全ては、猫なんかじゃない。
えりさそのもの。

「敦士…、大好きだよ…」

えりさは俺を救い出す言葉をくれた。
何も心配はいらないと、言わんばかりの
優しい声で。
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