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第3章 ひとのふりみて。

「流星さまが強盗を"邪魔"って蹴り倒して」

お？なんか俺は強盗を伸したらしーぞ。
てことは周囲も拍手喝采？未結も惚れ直して大団円？最高じゃん。さすが俺。と思ったら。

「その後"急いでんだ早くしろ"ってさっさとお会計済ませて歩き出して」

うんうん。

「わたしが"待って下さい"て追いかけて服の裾をやっと掴んだら…"歩きづらいからやめて"…って言い放ったんですよ？！」

ひどいです！怖かったのに！って頬膨らましてる。いやいやそれ俺悪くねーだろ！！


「うん、それは酷いね。おいボンクラ、さっさと謝れ」

横から未結ちゃん大好きヘタ麗が口を挟む。
ったくうるせーな。大人しくエサ食ってろ。

つーか…え、なに。こいつそれで怒ってんの？全く意味わかんねーんだけど…