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誘蛾灯
第3章 寄るな危険
 究極の選択だ。
 「な、なります。」
 蚊の鳴くような声。
 「聞こえない!」
 容赦ない初巳の叱責に美世子は声を張り上げる。
 「奴隷になります!」
 血を吐く様な叫びとでもいうのだろうか。その姿には鬼気迫るものがあった。が、
 「お前、要らない。」
 決死の覚悟をしての奴隷宣言だったろうが俺にはティッシュペーパー一枚の重みも感じない。
 まさか断られるとはこれっぽっちも考えてなかったのだろう。唖然としている美世子に畳み掛ける。
 「初巳の側に居たいから俺の奴隷になる?お前俺の事なめてるのか?」
 ベッドから降りて美世子の肩口を蹴りひっくり返すと乳房を踏みつける。十秒程そうして発情させてから乳房を蹴り上げる。
 「俺は初巳のオマケか?」
 生まれてこのかた親を筆頭に誰かに叩かれた事はあっても足蹴にされた事はないだろう。ましてやオッパイを蹴られるなんて想像したことすらないはずだ。美世子の顔が恐怖に凍りつく。それを見下ろしながら再度胸を踏みつける。そして十秒。反対の乳房を蹴り飛ばす。
 「俺自身に忠誠を誓わない奴隷なんか必要ない!」
 今度は顔を踏む。そして十秒。
 発情、肉体的苦痛、精神的苦痛。これを延々と繰り返す。飴と鞭を交互に与える洗脳の手段だ。なにしろ中一で同じクラスになった時から何故か目の敵にされてきていたのだ。罵詈雑言のネタは無尽蔵だ。
 徐々に発情時間を伸ばしながら繰り返す内に美世子の脳は苦痛から逃れる為に脳内麻薬を分泌し苦痛を快楽にすげ替える。痛みと悦びを同時に与えられ美世子の心は折れた。蹴られながら喜色を浮かべる美世子を立たせると上半身をベッドに押し倒し問答無用でぐしょ濡れのオマンコにいきり立つチンポを突っ込む。処女を奪いそのまま何度も絶頂に導いたチンポをオマンコは覚えていた。優しく包み込むとチンポの形を確認するように蠢く。
 貫いたまま微動だにしない俺に焦れた様に美世子の尻が揺れる。
 「お前の中に何が挿入ってる?」
 「ち、チンポです。」
 答えが気に入らないので尻臀を叩く。
 「お前の中に何が挿入ってる?」
 「ご主人様のチンポです。」
 もう一つスパンキング。
 「お前の中に何が挿入ってる?」
 同じ質問、推敲して出される新しい答え、そしてスパンキング。これを何度繰り返したろう。美世子の尻は日本猿のように真っ赤に腫れ上がっていた。
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