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誘蛾灯
第3章 寄るな危険
 「ご主人様にご奉仕しながら別の事を考えていました。」
 「ご主人様のチンポにご奉仕出来る美世子ちゃんが羨ましくて意地悪しました。」
 成る程。事は初巳の嫉妬が原因か。
 「なら初巳には罰が必要だな。」
 
 俺は咲子を起こして車を出させた。行き先はコンビニだ。夕方には少し間がある時間とあって駐車場から見る限りは店内は閑散としている。助手席から後部シートを振り向き咲子に用意させた霧吹きを初巳に向ける。何をされるのか理解してるのに初巳は動こうとしない。当然だ。これは罰なのだから。レバーを引くと噴出した霧がブラウスの胸を濡らす。水分を含み透けた布地が乳房に貼り付く。可愛らしく勃起した乳首まで丸見えだ。五分経ったら店に入れと命令して俺は車を降りる。店内をざっと見て回ると客は雑誌コーナーで立ち読みしているオッサン一人だ。店員はバックヤードに引っ込んでいるのか姿が見えない。
 五分が過ぎてチャイムの音と一緒に初巳が入って来た。濡れて透け透けのブラウスにウエストで捲り上げ股下数cmの超ミニになったスカート姿だ。当然ノーブラノーパンだ。レジの側のパン売り場で待機しているしている俺を見つけて目線で助けを求めるが俺は顎をしゃくってレジを指す。
 「す、すいません。」
 蚊の鳴く様な声で店員を呼ぶがそんな声で聞こえるわけがない。少しづつ声量を上げ何度目かでやっと出てきたのは小肥りの冴えないオッサンだった。
 「いらっしゃいま」
 挨拶の言葉が途中で止まりオッサンの視線が一点で固定される。
 「あ、あの。………ありますか?」
 あまりにか細い声に商品名が聞き取れずオッサンは怪訝そうな顔をする。
 「………ありますか?」
 今度はなんとか聞き取れたのだろう。オッサンの顔が好色そうに歪む。
 「コンドームですね。」
 わざとらしい大きな声で復唱する。相手が高校生だろうが露出狂の痴女に違いない。遠慮する気はないようだ。棚の位置を教えれば済むものを
 「どういうのをお探しですか?」
 と問いかけてくる。
 「ご、・・・彼氏が着けるの嫌がるので一番薄くて大きいサイズのが欲しいんです。」
 俺に教え込まれた台詞を首筋まで真っ赤にしながら伝える。赤くなったのは羞恥の為か?いや、太股が微かに濡れているのを見ると興奮しているようだ。流石は露出狂だ。
 「ああ、それならこっちですよ。」
 
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