この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第5章 魔王⑤
 相手を敵だと思えば思うほど、寂しげに笑う男の表情が脳裏をよぎった。
 自分を襲っている相手なのに、彼を拒絶しようとすると、理由なき罪悪感が胸の奥で疼きだす。

 拒絶したい。
 拒絶したくない。

 相反する感情がフィーネの中でぶつかり、どちらの気持ちが本物なのか分からなくなる。

(それに、何だか身体も……へん)

 胸を攻められ、始めは刺激でしか無かったそれが、次第に気持ち良さを含んだ快楽へと変化していく。物足りないとばかりに、下腹部の奥がキュンと締まった。

「あっ、あっ……やっ、おやめ……ください……」

 拒絶を含んだ艶声を奏でながらも、両腿が切なそうに動いてしまう。

 その時、男の片手がフィーネから離れたかと思うと、寝衣の腰ひもをシュルリと解いた。
 胸から顔をあげた魔王が、腰ひもを片手に呟く。

「やはり、手が邪魔だな」
/528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ