この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第10章 アンジェラ②
 顔を真っ赤にしたフィーネが、そっと部屋に戻ろうとした時、

「フィーネ様!」

 魔王を叱りつけていた女性が、こちらを見つけ声を上げた。俯き加減だった魔王の視線も向けられる。

 二人から突然注目され、フィーネは今すぐ逃げ出したい衝動に駆られた。が、逃げる前に駆けつけた女性によって両肩を掴まれ、逃げるタイミングを逃してしまった。
 ふわふわな髪の毛が視界を遮ったかと思うと、今度は心配そうに眉をハの字に下げる女性の表情が映りこんだ。

「フィーネ様、お身体は大丈夫でしょうか? どこか具合の悪いところはございませんか?」

「だっ、大丈夫です……、ええっと……」

「それはよろしゅうございました。ああ、こんな細いお身体にご無理をかけて……まったく……」

 そう言って女性は、ぎゅっとフィーネの身体を抱きしめた。
/528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ