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真紅の花嫁
第10章 蒼い火花


三輪はとっくにワンルームマンションを去っていた。


あれから三輪は、お嬢さま女子大生と休みなく交わり、合計四回、放出した。

最初の正常位による中出しの後は、対面座位でねちっこく攻め、背面騎乗位でさんざん女に腰を振らせた末、四つん這いスタイルのバック姦でフィニッシュ。

次は、綾音に全身舐め奉仕させたあげく、イラマチオで顔面シャワー。

最後は体力にものを言わせた駅弁ファックに、立ちバック。

名称は知っていても、真波には経験のない体位や行為ばかりだ。


その間、綾音は数えきれないくらい絶頂に追いやられた。
インストラクターが満足げな顔で帰った後も、しばらく起き上がることさえできなかった。


そのすべてを目撃した真波も、限界を感じていた。

クローゼットの中で、すでに二時間近い。
狭い空間で立ち通しな上に、生々しい男女の交合を見続けて、精神がおかしくなりそうだった。


けれど、亮はいっこうに真波を解放する素振りを見せない。
こちらを気にする様子もなく、女子大生と甘く戯れている。

「よく頑張ったね、綾音」

頭を優しく撫でられ、よくやく綾音の表情が安らぐ。


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