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ここは何処?オレは俺
第2章 オヤジと中学生
何十年振りに制服に袖を通す。40間近のオヤジには恥ずかし過ぎるだろう…
「竜士…心配して京子ちゃん迎えにきたよ!」
けたたましく響くおふくろの声
玄関を出ると今時珍しいセーラー服(この時代は主流だったのかもしれないが)の女の子が立っていた。
「京子ちゃんお待たせ」
振り向いた少女の可愛い事!幼馴染の京子がこんなに可愛いかったなんてびっくりだぜ。
「京子ちゃん、なんか凄く可愛くなったね」
思わずスナックの女の子を褒める様に言ってしまった。
「竜士…頭とか大丈夫?強く打ったんじゃない?」
なんだ、顔に似合わず、不審者を見る様な目。
「全然…絶好調だけど…」
「京子ちゃんとか、可愛いくなったとか…言っちゃって、それになんかオヤジ臭い言い方…」
げっ、やばい…中学生はそんな事言わないのか…
「いや…やっぱり頭に後遺症が…」
俺も自分でフォローしたつもりだけど…ダメかな…
「ばっかみたい…」
京子は捨て台詞を残してさっさと行ってしまった。
なんか完全に嫌われたかもしれない。
5分程歩くと、懐かしの我が母校の正門が見えてきた。25年前に卒業してから全く変わってない(当たり前だけど)再びこの門をくぐる事になるとは…
「竜士先輩!…大丈夫ですか?」
なんだなんだ、このツッパリ小僧供は?
「竜士君、結構元気そうじゃないっすか…」
なんか続々とニヤけた奴らが集まってくる。あれ…もしかして、俺ってこいつらのトップ・オブ・リーダーか? なんだよ、俺は真面目な中学生だったのに…25年前は…
「ココじゃ目立ちますから、体育倉庫の裏にいきましょうよ」
げっ!こいつらそこでタバコでも吸う気だな…
「調子悪いから、教室行くわ」
「竜士…心配して京子ちゃん迎えにきたよ!」
けたたましく響くおふくろの声
玄関を出ると今時珍しいセーラー服(この時代は主流だったのかもしれないが)の女の子が立っていた。
「京子ちゃんお待たせ」
振り向いた少女の可愛い事!幼馴染の京子がこんなに可愛いかったなんてびっくりだぜ。
「京子ちゃん、なんか凄く可愛くなったね」
思わずスナックの女の子を褒める様に言ってしまった。
「竜士…頭とか大丈夫?強く打ったんじゃない?」
なんだ、顔に似合わず、不審者を見る様な目。
「全然…絶好調だけど…」
「京子ちゃんとか、可愛いくなったとか…言っちゃって、それになんかオヤジ臭い言い方…」
げっ、やばい…中学生はそんな事言わないのか…
「いや…やっぱり頭に後遺症が…」
俺も自分でフォローしたつもりだけど…ダメかな…
「ばっかみたい…」
京子は捨て台詞を残してさっさと行ってしまった。
なんか完全に嫌われたかもしれない。
5分程歩くと、懐かしの我が母校の正門が見えてきた。25年前に卒業してから全く変わってない(当たり前だけど)再びこの門をくぐる事になるとは…
「竜士先輩!…大丈夫ですか?」
なんだなんだ、このツッパリ小僧供は?
「竜士君、結構元気そうじゃないっすか…」
なんか続々とニヤけた奴らが集まってくる。あれ…もしかして、俺ってこいつらのトップ・オブ・リーダーか? なんだよ、俺は真面目な中学生だったのに…25年前は…
「ココじゃ目立ちますから、体育倉庫の裏にいきましょうよ」
げっ!こいつらそこでタバコでも吸う気だな…
「調子悪いから、教室行くわ」